ゲーミフィケーションとはなんでしょうか。ゲーミフィケーションとは、マーケティング活動において、ゲーム的な要素・原則をゲーム以外の分野に応用し、顧客エンゲージメントを高めるために活用することです。特に顧客へのロイヤルティプログラムや顧客コミュニティについて考える際に効果を発揮します。たとえば、航空会社のマイレージプログラムや口コミサイトのランク付けなどはゲーミフィケーションを活用した一例です。
ゲーミフィケーション活用時におさえておきたいユーザー分類
ユーザーの分類について理解しておくことは、ゲーミフィケーションを成功させるために非常に重要です。ユーザーはアチーバー、エクスプローラー、ソーシャライザー、キラーの4つに分類されます。これらの特性を理解して施策設計をすることはゲーミフィケーションを取り入れる際に有効です。
アチーバー 達成タイプのユーザーです。クエスト達成や称号獲得で満足感を得るタイプです。条件を達成することや、難題に挑戦することで満足します。具体的な目標を達成していくタイプです。
エクスプローラー ゲーム内を探索し、謎解きや隠しアイテムを見つけたりすることに好奇心旺盛なタイプです。アチーバーと異なり、具体的な指示よりも新しい要素を加えてあげることで活発になります。
ソーシャライザー 他のプレイヤーと積極的に関わることを好むタイプです。掲示板やチャットでのやり取りや他者との共同作業を好みます。
キラー 他者よりも優れていること、上の立場であることで満足感を得るタイプです。レベルやランキングが上位であることが可視化されていることが重要です。
ゲーミフィケーションを機能させるために
目的や課題を明確にしましょう。目的や課題があいまいでは、成果のフィードバックができません。目的や課題を明確にし可視化することで、なんのために行動しているのか見失わないようにします。対処すべき課題を明確にし、達成することで得られる報酬の仕組みを作りましょう。
掲示板やSNS活用によりユーザー同士のコミュニケーションも活発化させることで、ゲーミフィケーションを機能させていきます。
ゲーミフィケーションをマーケティングに取り入れることで、ブランドと顧客との接点を日常的設けることが可能となります。顧客の興味に応じた自社のブランドに合ったゲーミフィケーション活用は顧客エンゲージメントを高める有効な手法となります。