Webマーケティングはなんでしょうか。定義があいまいで範囲が広いため、説明する人によって内容に幅が出てきてしまうテーマです。ここではWEBマーケティングの定義や範囲を明示し、WEBマーケティングがなにを行うものなのかをみていきます。
WEBマーケティングとは
WEBマーケティングとは、デジタルデータを使ったマーケティング、デジタルマーケティングの一部で、WebサイトやSNS、Web広告を駆使し、WEBサイトに来訪してもらうことを目的とするものです。従来はマーケティングというと、商品・サービスの認知はデジタルデータが存在しなかったテレビやラジオ、新聞、雑誌といった4マスがメインでしたが、現在ではWeb広告やWebコンテンツ、SNSを通して、認知される機会が増えています。
購買行動においては、類似商品との比較検討、実際に使用した人の口コミをWebで見て、購入判断が行われるようになっており、これらの需要に応えるのもWebマーケティングの役割となっています。
Webマーケティングは効果測定をしやすい手法であることも忘れてはならない特徴です。マスメディアの広告が何人の目に触れ、どのくらい興味を持ってもらえたかを把握するのが難しいのに対して、Webであれば表示回数やクリック回数、ECサイトへの流入数などの指標について数値結果を把握することが可能で、PDCAを回しやすいのです。
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WEBマーケティングの構成要素を理解しよう
インターネット黎明期にはWEBマーケティングと言うと検索エンジンにリンクを登録する、さまざまなサイトからのリンクを集める(被リンクを獲得する)といったものがメインでしたが、現在はソーシャルメディアの発達とともに、いかにSNS上で拡散できるか(人の目に触れる機会を増やせるか)、Googleの検索上位に表示されるかといったことが重要となっています。
WEBでのマーケティングでは、日々、テクノロジー進化をキャッチアップしトレンドを抑えていくかというテクニカルな側面と、そのサイトでしか読めない、人に役立つオリジナルなコンテンツ、サービス・製品を創出できるかといった本質的な側面の両軸が必要となっています。そしてサービス・製品のブラッシュアップを継続して行うため、ユーザーが求めるものを見出すという点でもWEBの活用はもはや常識と言って良いでしょう。
WEBマーケティングは、大きく分けて集客施策、接客施策、再来訪施策の3つに分けられます。
①集客施策(流入増加)
SEO(検索エンジン最適化)
SNS(シェア、拡散)
外部配信先の獲得
バナー広告
リスティング広告等
②接客施策(サイト最適化)
UIUX設計(導線や使い勝手)
コンテンツ設計
デザイン
ライティング
機能設計
Web接客(POPアップ等)等
③再来訪施策(リピート率向上)
SNSフォロー増加
メルマガ受信数増加
会員アプリによる再来訪施策
プッシュ通知
リターゲティング広告等
①集客施策の結果、流入したユーザーに何をしてもらいたいのか、それを実現するための施策を②接客施策で対応します。来訪ユーザーに再度サイトに来てもらうために行うのが③再来訪施策です。この構造はWEBマーケティングにおいては大きくは変わらず、技術の進歩により新しい集客経路ができたり、接客の仕方が変わってきます。たとえばSEOがトレンドとなったとしても、根底にあるWEBマーケティングの大枠を捉えておくことで、どの部分が自社にとって重要なのかを見極めることができるでしょう。
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